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学校別入試分析渋谷教育学園幕張中学校 / 理科
SCIENCE / SHIBUMAKU

渋谷教育学園幕張中の理科入試分析

2017〜2026年度・全261小問を、大単元・中単元・難度・出題形式の4軸で分類しました。ここでは分析結果の要点を無料でご紹介します。

分析対象:2017〜2026年度(10年分)単位:小問ごと・全261問

結論:分野の消失と倍増が対になって起きる、規律ある変則

渋谷教育学園幕張中の理科では、10年間のうち2回、ある分野がまるごと不在になり、代わりに別の分野がちょうど2倍の分量に膨らむという、対になった変則が起きています。2017年度は生物が不在で物理が通常の約2倍、2022年度は地学が不在で生物が約2倍になりました。単なる欠落ではなく、出題側が特定の年に紙幅の配分を意図的に動かした結果と考えられます。

もう一つの特徴は、化学が2017〜2025年度の9年間、一度の例外もなく大問3に配置され続けてきたことです(2026年度に初めて大問2へ移動)。難度面では、標準(B)とやや難(C)がともに44.8%という完全な同率で理科全体の9割近くを占め、最上位の難問(D)はきわめて稀にしか出現しません。

変則2回分野消失+別分野が2倍に
化学は9年間大問3に固定(2026年に変化)
B=C 44.8%完全に同率
D はわずか1.1%2019・2022年度に集中

この学校が理科で測ろうとしている力

渋谷教育学園幕張中は、特定の年に1分野を休ませ、別の1分野を深く掘り下げるという、計画的な構成変更を行うことがある学校です。化学を大問3という定位置に置き続けてきたことは、試験全体に「動かない基準点」を用意し、受験生の時間配分の目安にしてきたことを示唆しています。難問を基本的に置かず、標準とやや難の均衡で選抜するという方針も一貫しています。物理は光・音と力学を軸に幅広いテーマを均等に扱い、生物は植物・動物・人体・生態系という王道の4本柱を維持しています。

分野ごとの出題傾向

分野難度の特徴頻出テーマ
物理A比率最低・C比率最高。4分野中もっとも重い光・音、力学が二強。5テーマに分散
化学Dが10年間ゼロ。もっとも見通しが立てやすい物質の性質、水溶液・気体の二本柱
生物A比率最高。もっとも取り組みやすい植物・動物が二本柱
地学AもDも一定数持つ、幅の広い構成天体・気象が二本柱

難度傾向

標準(B)とやや難(C)がそれぞれ117問ずつという、完全な同率で理科全体の89.6%を占めています。基礎の確認と応用力の確認を、まったく同じ重みで扱う設計です。難問(D)は3問(1.1%)のみで、2019年度・2022年度に集中しており、それ以外の8年間は難問による選抜がほぼ行われていません。分野別では物理がもっとも重く、化学がもっとも取り組みやすい構成です。

学習上の優先順位

物理は光・音と力学を軸にしつつ、電気・運動・熱まで含めた5テーマ全体への目配りを欠かさないことが重要です。化学は物質の性質と水溶液・気体という二本柱を、生物は植物・動物を軸に人体・生態系も、地学は天体・気象を最優先に、それぞれ仕上げます。あわせて、2026年度に見られた化学の位置変更やC比率の上昇といった直近の変化も踏まえ、変則的な年にも対応できる柔軟性を養っておくことが対策の核になります。

FULL REPORT ON NOTE

詳細版では、ここまで分析しています

note版では、10年分の年度別データと、分野ごとの具体的な学習アドバイスまで掲載しています。

  • 年度別の分野配分データ(2017・2022年度の変則年の詳細な内訳)
  • 頻出中単元の詳細な内訳(分野ごとの主要テーマの出題数)
  • 出題形式の分野別内訳(計算・資料読解・考察・作図の配分)
  • 分野別・5項目の具体的な学習指針
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